
事実について
事実を言葉で表現した瞬間、事実から離れてしまう。
これは臭いや味を人に説明するのと似ている。
臭いや味を人に正確に伝えることはできない。「たとえ」を用いるしかない。
あの食べ物の味やあの匂いと似ているという風に。
言葉で正確に伝えることはできない。
事実について、これはこうだった、あれはこうだったとか色々と細かく説明しないと、相手に伝わらないが、全部捉えることは難しい。必ず漏れる。
その結果、一部だけが強調されてしまうことになる。これが恐い。
その瞬間においては事実の中にいるのですが、それを言葉で説明すると、説明しきれない。
事実というのは、その瞬間にしかない。後で語れない。
事実とはそんなもの。その時だけのものなのです。











