考え方

考え方というのは、派生的なものです。
着物のようなものに着せ替え出来る。
カメレオンのように、その場でその場で変わる。隠れ蓑として利用しているだけ。
本質隠しのようなものです。
考え方というのは、その人の経験に依存する度合いが高い。
経験によって、そうだと感じて納得した事柄が、考え方として定着してくる。
同じ経験でも受け取り方が異なる場合もあります。様々です。
そうとると、そうなってしまうだけのこと。

「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」という言葉がある。
なので、その人が嫌いなら、その人の考えまで嫌われる。
つまり、同じことを言っても、ノーベル賞学者や権威ある人が語ると、正しいと思われがちです。
私なんかが同じことを言っても、信用してもらえない。権威ないからなー。
好かれることの方が大事です。相手に分かってもらうには。考え方よりも先に。
相手の考え方をまともに糾弾したりすると、うまくいかない。夫婦喧嘩の元。相手が腹を立てるだけ。たとえ正しいこでも、言えばよいというもんでない。
夫婦で直球勝負は避けるべき。私なんかは、すぐ引きます。さすがに全部引くのはいやなので、1勝10敗程度でいいやと思っています。
考え方は誰かから勝手に拝借してくることもできます。都合のいいように。
考え方がおかしいと指摘する場合、指摘する人の考え方が正しいということが前提になっています。 ところが、どちらもおかしいことがよくあるんです。
と言うより、考え方というのは、元々、当てにならない。適当なんです。

普段会っている人の中でいい人だと思われるのが一番かな。
普段会ったこともない人(テレビに出ている人など)なんか、簡単にいい人だと分かるわけがありません。適当にいい人ぶることもできるんだから。
実際に会ってみたら、なーんだと思うかもしれない。百聞一見に如かず。まあ、陶酔してしまうと別だけど。
いい人はいいものを持っているというか、かもし出しています。ここに考え方に勝るものがある。