自分を捨てる

友達同士なら、そう問題は起きない

「お前おかしいぞ」
「そうかな ゴメン」
で終わることが殆ど。
たとえ、そこで終わらない場合でも、大きな喧嘩まで発展することは稀。
「しょうがない奴やなー」で許してしまうこともある。
これは、友達同士なら、互いに相手を信頼し、気心が知れているためです。

だから、まず何よりも先に、理屈以前に、友達になるべきです。
そのためには、自分の内に壁を設けないことが大事です。
自分の外にも縄張りのような壁がたくさんありますが、それらは、自分の内にある壁を反映したものです。

少々のことで腹を立てていると、友達になれないばかりか、敵を作ることになってしまうからです。壁を設けると相手が入ってこれない。
しかし、言うは易く、行うは難し。人の本性は簡単に変えられません。
愛と不屈の忍耐がどうしても必要です。
だから、人には言うが、自分ではしようとしません。偽善者は、自分でできないことを、人にはするように要求するものです。
敵を作ってはならない。もし喧嘩をしたら、早めに仲直りしましょう。

あっさり、自分を捨てるしかない

自分は大したものでないと割り切れるかにかかっています。
どんなことを言われても、ちゃんと聞く度量を持つことが大事。一切壁を設けずに。
自分を大事にする分、人をないがしろにしています。
自分のことなど考える暇がないほど、人を愛することです。
空っぽになる、執着を離れるとは、このことによってしか実現できない。
ただ、これは簡単にできることではありません。
不屈の忍耐がいります。
死ぬまで自分との闘いですね。私もそうですが。

馬鹿になるしかない

「お前阿保か」と言われたら、「阿保です」と言えるかどうかです。
言われたら普通カチンときますが、そこを越えられるかどうかです。
あらゆる常識や考え方などを一度捨ててみることです。
自分が大事に抱えているもの、それが、邪魔をしているからです。
大事にしてきたものを捨てるには、勇気がいるし、忍耐や修業も必要。
何もしなければ、何も変わらない。することをして初めて、結果がついてくる。
自分を守ろうなんてこと、もう思わないことですね。

新しい仕事の時はチャンス

今までの自分を忘れて、一からやり直せるからです。
新しい自分を試せます。一つ一つが挑戦です。
生涯一兵卒のつもりで始められる。
能書き垂れると、うまくいきません。
プライドがあると、うまくいきません。
全て捨てないと、上手くいきません。

ただ、全てを捨てても、愛情だけは捨ててはならない。この一点です。