栗ご飯

昨日の朝、何となく、栗ご飯が食べたくなって、栗の皮をむいていました。
20個の栗の皮を「くりくり坊主」を使って、ほぼ鬼皮を剥ぎ終わりました。
後は、渋皮を剥ぐだけだったんですが。

その時、突然電話が鳴った。
近所のおばあちゃんからだった。(85歳で一人暮らし。知合い)
「〇〇さん、栗売ってくれませんか」と。(私は栗農家でもあり、ネット販売をしています)
「もう栗終わりましたよ」私は答えた。(9月に売り切れたので、今は在庫ゼロ)
「栗をどうするのと」聞いたら、「栗ご飯が食べたい」と言われた。

「え!」と思った。今の自分と全く同じだったもんで。
最初、自家用として冷蔵庫に保管している生栗を20個程あげようかなと思ったのですが、デイサービスに通われているおばあちゃんには、栗剥きはとても危険だと思ったんです。
結局、今、剥いている最中の栗20個をそのまま、あげることにした。
澁皮を全部剥いで綺麗にして、そのまま、おばあちゃんのところに持って行ってあげました。
大変喜んでいただいた。タダで。

私が朝から剥いていた栗は、私のお腹に入る予定だったが、おばあちゃんのお腹に入ることとなった。
栗を剥いている最中にタイミングよく電話が鳴ったのは、最初から剥いた栗をおばあちゃんにあげるようになっていたんじゃないかという気がしてならなかった。
お腹に入るのは同じなんで、いいとしよう。
ちょっと不思議に思えたが、こういうことってたまにある。
今度は、自分で食べるために、今日これから剥こうとしているのが上の写真です。