感染すれど重症化せず


正確に言うと、感染しても重症化する割合が非常に少ない。
これが、今回のウィルスの特徴のようです。
病院の受け入れ体制が整ってきたからだ、という理由ではない。
この事実を公に言うと、コロナを軽視しているかのようにとられかねないので、言い出しにくいところがあります。
上層部もそれを知ってか、対策がのらりくらりしている感じがします。

ウィルスの毒性が弱まったのか、人の免疫力がアップしたのか、それとも両方なのか。
どちらにしても、前回とはかなり状況が違ってきている。
現在の日本に限っては、そう思います。他の国のことは知らないが。

もし、これが本当なら、通常の風邪と同じく、熱などがある発症者だけを確実に治療して、教室で感染が増えたら学級閉鎖すればよいということになります。

重要なことは、重症化する可能性のある人については、素早く入院させること。
そして、老人施設や病院では、全員の体温管理や健康管理を徹底させることが大事です。
最も心配なのは、医療従事者の感染が増えてきて、病院の通常業務に支障をきたすことです。
感染者がどんどん増えてくると、軽症者は入院や隔離ではなく、自宅療養を余儀なくされるでしょう。風邪と同じように。

前回の恐さが強く頭に残っているので、現在の感染者数の多さを見ると、どうしても過敏に反応してしまいますが、過度に恐れる必要はないと思っています。
ただ、人にうつさないように心掛けるというのは当たり前のことです。
PCR検査は、クラスタが少ない時には有効ですが、爆発が続いて、検査よりも感染速度の方が速くなると、効果は限定されます。
今回は、ウィルスに裏をかかれたな、という感じです。多く広がるが、少し弱い。

「withコロナ」とは、一体何のことだったんだろうか?
コロナウィルスが、「with people」と言っているような気がします。

以上、ここで書いたことは私見です。きっと、考えが甘いと批判されるでしょうね。