専門家と凡人

専門家の人はよく言います。これぐらいのことは知っておくべきとか、もっと積極的にこのことにかかわるべきだとか。
私達凡人は言う。なんでそんなこと知らないといけないのか。なんでかかわらないといけないのかと。
つまり、ずれている。
大抵が凡人なのですが、専門家に影響を受けると、似非専門家になったりする場合がある。この人たちはちょっと厄介です。取りつかれているから。
凡人の方がましな時もある。偏りが少ない分、意外と冷静に見えることもあるからです。
専門家は、どうしても専門分野を通して世界を見てしまうので、色眼鏡で見ていることが多い。あまりひどいと、洗脳状態になることもある。
小さなことが大きくなったりし、逆に大きいことが見過ごされていることもある。
世の中には、専門家がたくさんいて、それぞれの意見をイチイチ聞いていたら、こちらの頭がおかしくなってしまう。
これを食べると健康がいいとテレビで放送されると、すぐに皆それを買いに走る。店頭には、情報を察知して、その食品が準備されていたりする。
健康にたいそう気を遣う人は、大体、不健康な人が多い。
健康な人は、たいがい、あまり健康について気にしないもの、全般的にくよくよ考えない。あるものを食べておられます。
本来、美しい人は自分で美しいとは思っていないもの。自分が美しいと意識しだすと、美しくなくなってくる。
専門家の言うことをイチイチ聞いていると忙しくて仕方がない。振り回されてしまいます。

情報過多の現代。情報を制するものが勝つというおかしな時代。
そういう常識、呪縛から解き放たれないと、自由に生きれない気がしてならない。