公明正大

公明正大に行われていることは少なく、公明正大に見せかけることは多い。
これは個人も組織も同じ。
このことに目くじらを立てないで、そんなものだと思っていた方が間違いがない。
どんな組織、個人でも、裏があるのが普通。臭いものには蓋がされている。
臭いものほど見事に美しいもので包み隠されている。
その暗部を突かれると困ってしまうのは、ひょっとして全員かもしれない。
だから、必死でばれないように心掛けている。
人は勝手なもんで、自分も公明正大でないのに、なぜか他人にはさらなる潔癖さを求めようとします。
おかしなことですが、またこれも、そんなもんだと思っていた方が間違いがない。

内部告発は恐い。表に出してはいけない部分が外に出てしまうと、会社なら社運に影響することもある。
一個人にしても、心の葛藤があります。出てくるものを理性で抑えている場合も多く、ストレスがたまってくる。
抑えが効かなくなって爆発することもあります。場合によっては、違法行為になることもある。
自分に正直に生きるなら、結局、悪く生きることになってしまうんじゃないかな、とさえ思えてきます。
自分の愚かさを知っているなら、簡単に他人を馬鹿な奴だとか言えなくなると思うんですが。

違っているかな?