トランプ氏の言葉

今日、国際ジャーナリスト高橋浩祐氏のYahoo!ニュースの記事
トランプ大統領の虚偽情報に最後の最後まで踊らされ続ける支持者
を読みました。

この中で、トランプ大統領が自伝の中で述べられたことが引用されていた。
マスコミの特徴について、ある程度、皆さんも感じておられると思いますが、トランプ氏自身がそれについて分かりやすく解説されておられたので取り上げてみました。
  ※私自身は自伝を読んでいません。また読みです。

トランプ氏の発言として以下の4つが書かれていた。

  1. 「マスコミについて私が学んだのは、彼らはいつも記事に飢えており、センセーショナルな話ほど受けるということだ」
  2. 「要するに人と違ったり、少々出しゃばったり、大胆なことや物議をかもすようなことをすれば、マスコミがとりあげてくれるということだ」
  3. 「私はマスコミの寵児というわけではない。いいことも書かれるし、悪いことも書かれる。だがビジネスという見地からすると、マスコミに書かれるということにはマイナス面よりプラス面のほうがずっと多い」
  4. 「宣伝の最後の仕上げははったりである。人びとの夢をかきたてるのだ。人は自分では大きく考えないかもしれないが、大きく考える人を見ると興奮する。だからある程度の誇張は望ましい。これ以上大きく、豪華で、素晴らしいものはない、と人びとは思いたいのだ。私はこれを真実の誇張と呼ぶ。これは罪のないホラであり、きわめて効果的な宣伝方法である」

今の日本もそうですが、マスコミの特徴をよく捉えていますね。
Yahoo!ニュースで取り上げられる記事もそうですが、視聴率重視だと、そうなります。
今は何でも、ビジネスベースで事が進む時代ですし。自分とこが儲かればいいんですから。
これを変えるというのは簡単ではない。時代を変えることになってしまいます。
今や、普通の記事、普通の話し方、普通の格好、普通の行動では、スポットがあたらないんです。
スポットがあてられれば、ビジネスだけでなく、政治家にもなれてしまう。
突飛なものを追い求めている。だから、突飛なことをする人が増えてくる。
ネットは宣伝の手段でしかないのだろうか?
このパフォーマンスが受けるとか、「受け」ばかり狙うようになっている。
視聴者にもそれを求めるところがあります。目立つものには興味を示すから。
「通常」「普通」が、なんかよくないみたいに感じてしまう。
甘いものばかり食べていると、通常の味に満足しなくなることがあるように。
突飛なものというのは本来珍しいものですが、突飛なものがより突飛なものを生んで、溢れてきています。

発言の中にある「真実の誇張、罪のないホラ」かどうかは、異論があるでしょう。
特にマスコミの方々には、よく読んでいただきたいものです。
また、読者も騙されないように十分注意してください。