人は自分の体のことも、宇宙のこともほとんど知らない。
「1/無限」の僅かな知識をもとに、すべてを推し量ろうとしている。
僅かな知識を持った者同士が互いに競い合っている。
どんぐりの背比べのように、数cmの違いを競い合っている。
悲しいことですが、これが現実。
皆、現実の優劣が大事なんです。どこを見てもそう。1mmでも上にいたいのです。
他よりも高いところに上って、下を見下したがる。見下ろす景色が最高にいいからです。
逆に言うと、下がいるからこそ、上は喜べる。下がいないと、やりがいが生じない。
つまり、差別というのは必要悪になっている。どうしてなくなるでしょうか。
望んで、そうなった。望まなければ、そうならない。
このことに気づいていますか?
「求めるから与えられる」ということに。
この世は、自分のしたことが自分に返ってくる世界だということに。
差別が、自由や人権や平等を掲げる国において、公然と行われています。
下はいつまでも下にいたくない。徐々に、爆発の種が大きく育っていく。
平和とか共存共栄と口では言うが、していることはいつも逆。二枚舌。ダブルスタンダード。
憎しみや相手を消したいという思いがなければ、戦争という形で顕現されることはない。
根柢にある思いは隠し通せない。善いものも悪いものも、必ず公に現わされます。
深淵にある闇はとてつもなく深い。