Windows11にアップグレードできない

10月にWindows11がリリースされた。ところが、既存のPCを11にアップグレードするには、最小要件を満たしていないとできない。その条件が結構厳しい。
我が家には10台ほどパソコンがあるが、その要件を全部満たすパソコンは1台もなかった。ガックリ。
殆どWindows7をWindows10(WindowsXPをWindows10にしたのもある)にアップグレードして現在使っています。Windows7の時代のパソコンは、殆ど11へのアップグレードが難しいでしょう。
5年以上前に購入したパソコンはかなり厳しい。5年以内でもできないものがある。
要件的には、主に下記1.2.3.の理由でWindows11にアップグレードできない場合が多いです。経験から言いますと。

  1. CPUが第八世代(一部第7世代も可)以上でないと難しい。これが要件的に一番きついですね。一番の難関。
  2. TPMのバージョンが2.0が必要条件ですが、少し古いPCだと用意されていない。ただ、BIOSの変更で有効にできる場合もある。ここらあたりは少し知識が要ります。TPM1.2になっていても、2.0には上げられないものもある。
  3. BIOSがUEFIでなく、レガシーBIOSだと11にアップデートできない。CPUは64bit対応でないとダメ。かなり古いPCはここで切り捨てられる。

CPUとTPMの要件を回避して無理やりインストールする方法

レジストリキーを作成して、「CPUとTPMの要件を回避」して、インストールする方法が公式(マイクロソフト)に紹介されています。
ただ、不具合が生じる可能性が高いので自己責任において行うことになります。万一やる場合でも、TPM1.2にはなっていないとだめ。
私のパソコンに1台だけ、CPUの要件のみが満たしていないものがあった。Core i7 6700(第6世代)です。(TPMについては、BIOSで有効にし、1.2から2.0にファームウェアーのアップデートで対処。CPUだけ満たしていなかった)
あまりにも惜しかったので、自己責任において、レジストリキーを作成してWindows11にアップグレードした。今のところ正常に動いています。
アップグレードできないなら、Windows10を2025年まで使えばいいだけ。あえて新しくパソコンを購入する必要もない。MIcrosoftに振り回されてばかりでは面白くないしね。
ただ、当店はパソコン教室&修理なもんで、Windows11が少なくとも一台はないと教えられないし、修理もできないんです。