Point ポイントと騒がしい

Pontaカード
Ponta Card

よく近くの散髪屋(格安のチェーン店)に行きます。なんせ、シニア料金が1300円程度だから。
そこで紙のカードをもらって、1回行くたびにスタンプを押してもらう。
10回行くと、シャンプー代がタダになるからです。

これはポイントのようなもの。10回行くと10個のスタンプが溜まる。そして、使える。
仮に、スーパーで100円の物を買ったら、1ポイント付いたとします。
ポイントカードを持っていないと、100円払っても、ポイントは全くもらえません。おかしなことです。
私なんか、「99円で売ってくれ!」と言いたいぐらいです。
散髪屋なんかは、紙のカードを忘れていくと、また、新しくカードを作ってスタンプを押してくれますが、そこまではしてくれない。カードを作らないお前が悪いということになる。
なんか変。
ポイントが100ポイントたまると100円のものが、ただで買えるのでみんな喜んでいますが、そもそもの100円が高いのでは。
売る方としては、全部ポイントで払われると、その場では現金は入ってこない。売上は、どういう会計処理をするのだろう。

元々そこのお店だけで貯めて使うポイントだったんですが、今や、様々な店舗の商品が購入できる「共通ポイント」が主流になっている。
ポイントがマネー 化(グループ内だけですが)してきている。
ポイントカードを持っていかないで、ただ現金払いすると、ポイント分損していることになる。損していると思わなくても。

ポイントは誰かが負担している。
お金の流れでは、共通ポイント事業者(Tポイントや楽天ポイントなど)が負担していますが、その原資である手数料は加盟店(小売店)が払っている。
また、お店が自店だけの顧客会員に対して付与しているポイント(共通ポイントではない)もありますが、これもお店の負担です。
加盟店(小売店)が払っている手数料は、最終的に、店頭価格に上乗せされている場合もあるかもしれない。
ポイントを採用して、集客力が増えて利益が増えれば帳消しになるが、集客力に影響がなければ、負担だけが増える結果となる。そうすると、値段を上げざるをえない。かと言って、実際に上げられるかどうかは状況によります。(当店のような弱小店は負担だけ)
元々、経費を引いた利益率が3%程度のお店なら、手数料3%引かれたら痛い。余程の売り上げUP効果が出ないと。
集客力が増えている間はいいが、いづれ落ち着いてきます。その時の方が恐い。加盟店脱退も出てくるかもしれない。
消費者は損をしないためにポイントを集め、店舗は時流に沿って共通ポイントを採用せざるを得ない。変な循環ができたもんだ。踊らされている感じです。
共通ポイントの行く末に不安を抱いています。キャッシュレスとポイントとは別物だと思うんですが。

暇に任せて、また余計なことを書いてしまった。
さあ~て、おさいふPontaカードとデビットカードを持ってローソンで買い物でもしてくるかな。