立場が違うと、人も変わる

立場が違うと人も変わります。(立場とは立っている場)

経営者と従業員、権力者と被支配者、金持ちと貧乏人等々。

例えば、貧乏な人は、節約して切り詰めた生活をします。
しかし、その人が裕福になると、自然にお金遣いも荒くなってくるし、高額な買い物が増えてきます。これは普通です。
貧乏な時は、社会制度に色々と不満を抱いていても、裕福になると、また変わってきます。
裕福になると、努力しないから貧乏なだけで、努力しない人が悪いんだと語るようになるかもしれない。また、今の状況に不満が少なくなります。
裕福になった今も、貧乏な時の気持ちを記憶の中に覚えてはいるが、もう昔のような節約生活には戻れません。

今、どの場に立っているかで人も変わる

前の場と今の場は異なる。目に見えるものや考え方まで変わってしまう。
前の場を少し覚えていても、もう戻れない。
新しい場からしかものを見なくなる。これは、ほぼ当たり前。
場が違うと風景が変わる。
その場にいる似た者同士が仲良くなり、つながりが増えていく。趣味嗜好も合ってくる。自然にそうなる。

★同じ世界にいるのに、異なる場がある。これは、心によるものです。
 同じところにいるのに、見る風景が異なる。場の違いというのはそういうものです。物理学の「場」と少し似ています。

かと言って、今、自分がどの場にいるのかというと、それも自分では分かりにくいんです。統一的な基準がないと、今どこにいるのか、測れない。

★意見の違いというのも、この場の違いから生じることが多い。
★それぞれの場において、理屈も変わりますので。