老いて思うこと

今を生きることが大事

過去の栄光や成功は、今を生きる上で、かえって邪魔になることが多い。
今の自分は過去の自分と同じではない。
過去に出来たことが今できるとは限らない。
体はクタクタなのに、頭を若い時に合わせても、体は頭通りに動いてくれない。
困ったことに、頭はたまに暴走することがある。
頭でっかちというのは非常に危険。外に出て動くことが大事です。
頭の中で、空想、仮想の世界に入ってしまうと、現実世界に適合できなくなります。

行動してぶつかって初めて、答えが跳ね返ってくる。自分自身を知ります。
行動もしないで頭で答えを見つけても、その答えは非常に薄っぺらです。仮想的です。
体験や実験でしか、答えが出てこない。体験でしか人は学べません。

やって見ないと分からない

あそこまで歩けるかどうか不安になるなら、実際にそこまで歩いてみた方がいい。
もし行けたなら、「何や、行けるじゃん」と確信が持てる。
少し先の信号が青に変わりそう。走って間に合うかな?と不安に感じたら、実際に走ってみた方がいい。
もし走って間に合ったなら、「何や、走れるじゃん」と確信が持てる。

できるできないは、やってみて初めて分かる。頭で推論するものでない。
できるかどうか不安が大きくなると、実際に出来ることでもできなくなることがあります。これが一番恐い。可能性を摘み取ってしまう。
不安がどんどん大きくならないうちに、早めに行動を起こして、できるかできないかを検証した方がいい。
これは、幼児であれ、寝たきり老人であれ、同じです。

★過度な不安、過度な自信は、頭の中で膨れ上がる。