原理と予測

★どうしてこうなったのかは、結果から推察していくもの。「原理」です。
★これからどうなるのかは、「予測・予言」の世界です。
  そして、予測は原理から導かれるというのが、近代のやり方。

◎予測や予言ができる人が最も能力が高い。(能力にはたくさんありますが)
  これは、古代からそうでした。予言者や祈祷師など。

算数や勉強ができても、予測や予言ができなければ、能力が高いと言わない。
原理だけを唱える人が優れていると言われるのを聞くと、違和感を感じます。
いくら原理を唱えても、先を当てられなければ、その原理は不確かということ。予測や予言が当たるか外れるかで、真偽が検証されるからです。

人がすべての要素を把握するのはとても難しい。だから、原理に基づいて予測することもとても難しい。

人はおおまかにしか捉えられないんです。限界がある。なのに、何とか全部を捉えようとする恐ろしい野望を持っています。
人の限界と無限の能力の両方を感じてしまいますね。