人はこうあるべき

「人はこうあるべき」と主張される方自身が、その「あるべき姿」とかけ離れておられる場合が、意外と多いものです。
口では何でも言える、というのが正直なところです。

口よりも、実際にしておられるところを見た方がいい。その方が確か。本音はその姿、行動に必ず現れる。誤魔化しようがない。
「目は口ほどに物を言う」と言いますが、姿や行動に正直に現れるものです。
行動も誤魔化せるように思いますが、よく見れば分かるものです。
人の口ほどいい加減なものは無い。

ある程度、「あるべき姿」に近い人はいいですが、正反対の人がそれを言うと、全く信用できないということになる。

弁論のたつ人、特にできる人と呼ばれる人には、十分注意すべきです。最初からできる人と思い込んでしまうと、正しく見えなくなることがあるので。
理屈で勝とうとする人には、注意すべきです。大体、愛情に欠けておられる。

小説「伊豆の踊子」に、「いい人はいいね」と語るシーンがありますが、理屈ではないんですよね。いい人と言うのは。

また、暇に任せて余計なことを書いてしまった。