世界とわたし

世界の中にいながら、世界を客観的に見ている。
このことは、矛盾しているかに思えます。
何故なら、客観的に見ると、自分と世界が分かれてしまい、世界の中にいないことになる。
つまり、中にいるのに、外から見ているという矛盾が生じる。
中にもいるし、外にもいるというおかしなことになる。

ところが、どんなにおかしく思えても、心とはそういうものなんです。
中にいつもいながら、外に出たり入ったりするからです。
この世に入ったり出たりするからです。
このことは、常識を超えているため、通常、理解不能です。