ホームページビルダーで、WordPressサイトをバックアップできるのか?
1.ビルダー上で作成したテーマや固定ページ、設定については簡単にできる
- 固定ページやテーマやWordPressの設定は、ビルダーのメニューから、「WordPress」→「エクスポート」を実行すれば、簡単にバックアップできます。
バックアップファイル名は、wordpress〇〇.zip(〇〇は年月日)として保存されます。
バックアップファイルからの復元(インポート)を何度も行いましたが、いとも簡単に復元できます。
ビルダー上で作成したテーマや固定ページ、設定などは、ビルダー上でバックアップも復元もできる。当然と言えば当然です。これを使わない手はない。 - また、Hpbと同時にインストールされる「安心バックアップ・移行ツール」を利用すると、ビルダーで作成した複数のサイトのデータや環境・設定をまるごとバックアップと復元ができます。ファイル転送設定などもバックアップされます。
バックアップファイル名は、hpb〇backup△△.jhpz(〇はバージョン、△△は年月日)として保存されます。
2.のバックアップは1.を含んでいます。私の場合、一応1.と2.の両方でバックアップしています。復元でよく使うのは1.ですね。
- これとは別に、公開時に「サイトのエクスポートファイルをサーバーにバックアップする」にチェックを入れていると、毎回公開するたびに、WordPressがインストールされているサーバーのフォルダーの中にある「wp/wp-content/themes」フォルダーの「hpb△△T○○*1」というフォルダーに、「backup.zip」という名前で転送される。zipファイルの中身は、phpに変換される前のものです。
ビルダーのファイル転送ツールを使うと、backup.zipを確認できる(下の画像)。
このファイルを選択して、左下向き矢印をクリックすると、ダウンロードできます。
続いて、ビルダーメニュー(ダッシュボードのメニューではありません!)の「WordPress」→「インポート」で、このbackup.zipを指定すれば最新版で元通りになるはずです。但し、固定ページのみ。
公開操作するたびにバックアップを取るので、非常に時間がかかるので、チェックを外している方もおられるかもしれません。先ほどのエクスポートと二重にはなりますが、より安心です。
WordPress固定ページのファイルはPCのどこに保存されているのか?
WordPressの固定ページのファイルはPCのどこに保存されているかと言いますと、
C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Roaming\Justsystem\Homepage Builder Version 22\wordpress\wp002022(日付) に最新ファイルが保存されています。
エクスプローラ画面の「表示」欄で、「隠しファイル」項目に必ずチェックを入れてください。そうしないと、AppData以降が見えません。
固定ページの画像やCSSファイルなどを見ることができます。
もし、先ほどのzipファイルが最新であれば、それを解凍したのと同じ内容になります。
2.ダッシュボード上から投稿した記事や写真については、別の方法でバックアップしないといけない
【最重要】
前項のエクスポートやバックアップをしても、ダッシュボード上から投稿した記事や写真まではバックアップされません。
(※CSSはバックアップされるので、記事の見出しや壁紙などのスタイルは保持されます。)
hpbの「エクスポート」は、あくまでビルダー画面上に表示されている部分だけです。
ビルダー画面で見えない部分(ダッシュボード上で行った投稿や設定、プラグインなど)は、バックアップされません。
なので、この部分については、自分でバックアップするしかないということになります。
【その方法】
●バックアップは、WordPressダッシュボードの「ツール」→「エクスポート」で行います。
1.や2.の操作により、ビルダー側でテーマや固定ページ、固定ページの表示設定、ビルダー付属のお問い合わせフォームなどは、既にバックアップされています。
なので、固定ページやコンタクトフォームを除いた項目だけを個々にエクスポートしておけばいいと思います。
(記事は、データベース内に保管されている。PHPファイルに入っているわけではない。)
●ダッシュボードを利用してアップした投稿画像については、ビルダーの「ファイル転送ツール」を使用して、レンタルサーバーに接続して、uploadsフォルダをまるごとパソコンにダウンロードしておく。
uploadsフォルダ内のhpb-mediaフォルダには、固定ページの画像が保管されています。
●プラグインについても復元したい場合は、pluginフォルダもダウンロードしておく。
復元する時は、「ツール」→「インポート」で行います。
この際、「Download and important file attachments」にチェックを入れると、投稿記事でアップした画像をダウンロードしてからインポートされます。結構ここで失敗するケースがあるようです。
万一、インポートしたのに、uploadsフォルダに必要な画像が入っていないという場合のみ、ファイル転送ツールを利用して、ダウンロードしたuploadsフォルダをアップロードします。
3.ビルダーユーザが、最低限すべきことは、投稿・ニュース・ギャラリーのエクスポート(データベースとPHPから情報を取り出す)とuploadsフォルダ内の添付画像をダウンロードしておくこと。
【注意】
実際のところ、私は投稿記事の復元をしたことがありません。
なので、この記事が正しいかどうかの確証は得ていません。恐らく、若干の修正が必要になるかもしれない。
【参考記事】
WordPress 記事のバックアップの取り方 ロリポップ推奨のバックアップ
WordPressの「インポート/エクスポート」を使ってサイトをバックアップし復元する
【2022年】WordPressのバックアップ&復元方法とおすすめプラグイン【BackWPUp】